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けあらしの里体験!(るもいファンクラブ第8回体験会)に参加

2014/02/11 13:51 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/02/12 5:00 に更新しました ]
2014年2月12日(水)

るもいファンクラブによる第8回体験会「けあらしの里体験」が2月8日(土)〜9日(日)、留萌市海のふるさと館で開催されました。

参加者9名。羽幌町・天売島・焼尻島等の地域おこし協力隊の方々、北海道宝島旅行社の方、そして東京から2名の方が参加されました。氷点下の厳寒世界を味わうイグルー宿泊体験も含まれていたため、若者の参加がほとんど。


留萌市海のふるさと館・外観 
留萌市海のふるさと館・外観(撮影:2014年2月8日)


イグルー造り体験、ドラム缶風呂体験、ワックスキャンドル制作体験、、オロロンスノーパラダイス見学、るもい浜焼き夕食会、イグルー宿泊体験、早朝・けあらし撮影講座、地元漁師さんとの交流、地元魚屋さん直営の食堂で朝食、「お勝手屋 萌」でお土産・・・盛りだくさんの体験イベントです。


イグルーの屋根  海のふるさと館の横から  ドラム缶風呂 
左:イグルーの屋根が少し見える  中:日本海を眺める  右:ドラム缶風呂


イグルーとは、ブロック状に切り出した雪の塊をドーム状に積み上げる雪の家(スノーハウス)です。
約30cm四方の氷ブロックを約50~60個ほど積み重ね、隙間を雪で固めるもの。
半円ドームの大きさは、半径約2m,高さ1.5m。入り口は狭く、腹ばいになってやっと入る大きさ。 内壁には、ランタン(電池式照明)と温度計がぶら下がっています。

オリエンテーション後、宿泊前の準備として、イグルー内の小さな穴の部分を雪で埋めていく補修作業、イグルー内の寝袋のセッティングをします。その他、ワックスキャンドル体験、ドラム缶風呂体験、イグルー造り体験など、各自自由に参加します。

オリエンテーションを行った巨大なテント内では、るもいWEBCM「るもいであいました」が上映されていました。留萌地域の観光を紹介するWEBCMは、留萌館内8市町村を旅する二人の男女の物語。演じるのは地元の人々。連続ドラマ風にアレンジされていて、とっても魅力的で惹きつけられるCMです。


海のふるさと館内のテント  ワックスキャンドル作り  ワックスキャンドル作り 
左:海のふるさと館内のテント 中・右:ワックスキャンドル作り

イグルー作り  イグルー作り  3段目以上の氷作り  今日はここまで 
参加者によるイグルー作り体験、今日はここまで


留萌合同庁舎駐車場や広場で開催されている「キャンドルナイト・光のファンタジー」や「雪のわくわく迷路」などを見学したり、希望者は市内の温泉で入浴と6時半まで自由行動。


オロロンスノーパラダイス   外気温−12℃ 
左:オロロンスノーパラダイスの迷路(留萌市合同庁舎駐車場) 右:外気温は零下11度


海のふるさと館にもどり、マイナス11度を示す厳寒の冬空の下、館の前で浜焼き・バーベキューの夕食懇談会です。七輪の炭火がチリチリと赤く燃え、網の上はホタテ、アワビ、甘海老、八角、エゾシカ、豚ジスカンの芳ばしい煙がモクモク。


佐藤太紀 社長   零下12度の中での浜焼き 
左:ご挨拶をされる佐藤太紀さん
((株)エフエムもえる代表取締役社長、山高建設工業(株)代表取締役社長、(株)コササル代表)
右:零下11度での浜焼き


吐息が白い中、あったかな湯気が上がる味噌汁やご飯、地元の手作りのお漬物、ビール・国稀の日本酒をいただきます。熱燗がすぐに冷酒になってしまったり、烏龍茶が凍ってしまったりするのも、冬ならではの体験。
厳寒の空気の中で味わう最高の美味しさと人々との楽しい語らいが続きます。
ご縁が繋がり、人々のコミュニケーションの大切さを実感したひとときでした。


留萌産甘エビ  留萌産ホタテ  八角とアワビ 
左から:留萌産甘エビ、ホタテ、八角と蝦夷アワビ


食後は、ストーブの焚かれた暖かいテント内で、るもい管内オリジナル花札「萌か留た(もえかるた)」の対戦。
「萌か留た」は留萌管内の自然やキャラクターなどを絵柄のモチーフに取り入れたオリジナルの花札48枚。

(株)コササル代表・佐藤太紀さんが「萌か留た」のゲームについて詳しい解説指導を交えながらの楽しいゲーム、皆さん、キャーキャーワイワイ、熱く盛り上がったひとときでした。


室内で花札  特製花札 
特製花札  特製花札 
留萌ならではのオリジナル花札「萌か留た(もえかるた)」


そしていよいよ真冬の厳寒でのイグルー宿泊!無事生還できることを祈りつつ!?
イグルーは、大きさも様々で、入り口が一箇所で二つの部屋に別れたものもあります。そこで、大きさによって内部の温度も若干異なります。二人甩のイグルー内部は、比較的狭くて小さい。
就寝時点での外気温がマイナス11度に対し、イグルー内は、プラス1度~2度を示し、思ったより暖かいことにびっくり。

万全の準備で暖を確保!寝袋は2重装備。
通常のものに加え、留萌観光協会が陸上自衛隊留萌駐屯地から借用した寒冷地用寝袋でさらに包みます。
寒さに弱い私のウェアは、インナー(ヒートテック長袖シャツ、タイツ、厚手のソックス)、二枚重ね寒冷地用手袋、ネックウォーマー、毛糸の帽子(耳あて付き)、アンダーダウンジャケット、ソフトジャケット、シンサレート入り冬山登山用パンツ、冬山用ダウンジャケット、そして更に、ホッカイロは足元・腰・手の3ヶ所にしっかりと貼り付けて!

「ダウンジャケットは脱いだほうがいいよ。たぶん暑くなるから!」という昇のアドバイスに対して、
「暑くなるなんてことあるの? 念のために着ておきます!」と忠告に従わず装備完了!

照明を消して、何時間たったのかわかりませんが、次第に、寝袋の中がじんわりと暖かく・・・
手の温もりが限界に達し、手袋を脱ぐ。次にネックウォーマー、帽子と続き、ホッカイロも熱く感じ取り外し。
隣で、イビキをかいて爆睡する昇を起こして、ダウンジャケットまで脱ぐはめに・・・
「寒さで眠れない」どころか「暑さで眠れない」という想像を超えた事態になってしまいました。

朝5時に起床し、スタッフに昨晩の状況を聞いてみると、自衛隊の寝袋を二重に着用した方々以外は全滅したとのこと。イグルー内での寒さに耐えられず、会館内部へ避難したそうです。

通常の寝袋1枚では、寒さに耐えることが困難。そして過剰の防寒も行き過ぎの状況を招くことに・・・
でも、寒くなくて良かった〜。


2人用イグルー入り口  這って入ります  イグルー内側から雪で補修  ワックスキャンドルで飾るイグルーの入り口 
左から:イグルー入り口、這って入ります、内側から雪で穴ふさぎ、ワックスキャンドルで飾るイグルーの玄関


各人それぞれが貴重な体験をして目覚めた朝。
事務局が準備してくださった温かいスープや、コーヒーのサービスで目覚めバッチリ!

6時半集合時の夜明け前はまだ真っ暗。次第に群青色に空が染まりはじめ、薄っすらと滲んできた淡い光。
天候は曇り、その日の最低気温 −5.6℃、最高気温 −1.9℃、風速11m。
心待ちにしていた「けあらし」は、出現ならず、残念!

40年間「けあらし」の写真をとりつづけていらっしゃる地元カメラマン・渡辺一夫さんのお話によると、
「けあらしは、気温・湿度・風・太陽の光が一定の条件を満たした時に現れる現象です。今日は太陽の光が少なく、残念です」。けあらし撮影の地元スポットを数箇所訪問しながら、カメラマン渡辺さんの撮影講座を受けました。


早朝の黄金海岸  凍てつく岩  渡辺一夫さん 
左:早朝6時半の留萌海岸  中:凍てつく岩  右:説明してくださるカメラマン・渡辺一夫さん


次に向かったのは、礼受(れうけ)漁港の漁師・長谷川一男さんのお宅。薪ストーブを囲んでの交流会です。
奥様お手製の「仏の耳の味噌汁」をいただきました。「仏の耳」は「銀杏草(ぎんなんそう)」ともいい、浅瀬の岩場に繁茂する海藻。仏様の耳たぶのように厚みがあってぽってりした海藻です。

さらに、「飯寿司(いずし:ご飯、魚、野菜に麹を混ぜて乳酸発酵させた郷土料理)」「国稀酒造の酒粕の甘酒」と豪華で贅沢な美味しい手料理を戴き、心もお腹もほっかほか!


長谷川一男さん  薪ストーブを囲んで  飯寿司 
左:長谷川一男さん  中:薪ストーブを囲んで  右:飯寿司(いずし)


さらに、地元でも珍しい「干しカスベ」の自家焼きを事務局が用意してくださいました。
鰊網元相馬家5代目・相馬龍平さん自家製の干物「カスベ」。「カスベ」とは、エイのヒレ部分の干物です。
その「干しカスベ」を炭火などで焼いてアンモニア臭を除去。その後、大きな石の上でカスベを木槌でたたき、柔らかくほぐしていただく。参加者数名が木槌で叩く体験に参加し、通常ではお目にかかれないような貴重な体験をさせていただきました。

さらに長谷川さんの漁網の修繕を見学。網の細い糸の小さな結節部分を丁寧に結んでいく作業です。
気の遠くなるような細かな作業を目の当たりにし、海に出て漁をする時の力強い手には、こんなにも繊細な作業をこなす器用な手が両立していたことに感動しました。


エイを火で焼いて木槌で叩く  美味しいですよ  漁網の修理を見学 
左・中:留萌ならではのカスベ料理  右:漁網の修理


その後、地元漁師のお店・花田鮮魚店内にある「るもい浜食堂」にて「糠ニシン定食」の朝ごはん(食べログ)。
「焼きたての糠ニシン、朝手作りしたばかりの「ホッケのつみれあんかけ」、お漬物、梅干し、ポテトサラダ、ご飯という最高の朝ごはん。時は午前9時半頃を示していましたが、最高のお昼ごはんまで済ませてしまった感じで大満足!! 


るもい浜食堂   糠にしん 
るもい浜食堂で「糠にしん」の焼き魚定食


最後の締めは、留萌観光案内所「お勝手屋 萌」でお買い物。
そこで幸運にも「開運かずもちゃん」を拝むことができ、ハッピー♪

このお土産処は、留萌信用金庫駅前支店跡地にリニューアルして設置されたお店。
また留萌市には開運町という名の町が存在していることもあり、「開運かずもちゃん」が誕生。
お店の奥には、以前金庫室だったところに、一億円(レプリカ)とともに「開運かずもちゃん」が鎮座しています。

 お土産には、「萌か留た(もえかるた)」の付録のついた「カットサーモン」と「るもいたこカレー」を購入し、帰路へ。。。


お勝手屋萌   開運かずもちゃん 
左:留萌観光案内所・お勝手屋萌 外観  右:所内に鎮座する「開運かずもちゃん」


主催されたコササル・佐藤社長、スタッフの米倉さん、竹内さん、曽木さん、
そして、イグルー宿泊などでお世話になったNPO法人留萌観光協会のスタッフの皆さん、
真心こもった沢山のおもてなしをありがとうございました。

留萌の厳寒の自然が醸し出す美しい風景、美味しい食べもの、人々とのコミュニケーション、
この留萌の地だからこそ味わうことのできる貴重な数々の体験をさせて戴きました。

心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
これからも、留萌ならではの企画を楽しみにしています。


留萌で見る日本海 
留萌で見る日本海


◆ 関連記事

るもいファンクラブ「鰊街道・人と食を巡る体験」に参加(2013年9月17日)


留萌市海のふるさと館
留萌市海のふるさと館・地図
北海道留萌市大町2丁目
Tel:0164−43−6677

【営業時間】09:00〜18:00
 開設期間2014年は4月下旬~
【定休日】無休
【駐車場】40台分あり



☆ いくこ&のぼる