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平成26年度(2014年度)教育行政執行方針

2014/04/16 4:15 に 寺内昇 が投稿   [ 2014/04/16 4:18 に更新しました ]

広報ほくりゅう No.584 2014年4月号より抜粋

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平成26年度 北竜町教育行政執行方針

 生きる力を育み特色ある学校教育の推進 生涯にわたる学習機会の提供と充実

 社会や経済のグローバル化か進み、社会情勢はより複雑になり、変化の激しい時代にあって、豊かな心と健やかな体を備え、自立し、他との協調が出来、未来を切り拓いていける、たくましい人材を育成することが重要であります。
 教育は、将来に向け、国や地域を担っていく人材を育てると共に、個々において、豊かな人生を過ごすための重要な基盤となるものであります。
 教育委員会としましては、次代を担う児童生徒が夢と希望を持ち、力強く成長できるよう、「確かな学力」、「豊かな心」と「健やかな体」の育成に、学校、家庭、地域が連携し取り組んでまいります。
 また、町民だれもが芸術・文化、スポーツに親しみ、生きがいを持って、充実した豊かな生活を送ることが出来るよう、生涯にわたる学習機会の提供に努めてまいります。

学校教育の充実について

 児童生徒が変化の激しい社会の中で自立し、たくましく生きていくためには、基本的な資質「確かな学力」・「豊かな心」・「健やかな体」の育成を図り、調和の取れた「生きる力」を身に付けることが必要です。
 更に、他人を思いやる豊かな人間性を育てる教育の推進とともに、一人ひとりの個性、能力に応じたきめ絹やかな指導と、本町の自然や文化を活用した、特色ある学校教育の推進に努めてまいります。
 また、社会科の副読本は、本年度、町教育振興会等のご協力を頂き、改訂版を作製し、授業での活用と郷土愛の醸成を図ってまいります。

確かな学力の向上について

 児童生徒が主体的に学ぶ意欲を高め、基礎的・基本的な知識・技能を身に付け、その定着と活用力を育成していくことが重要であります。
 全国学力・学習状況調査の結果を基に継続的に分析・検証を行い、学習が楽しく、わかる授業を推進するため、実態に応じた学習指導の改善・充実に取り組んでまいります。
 学習習慣や生活習慣の定着など家庭教育に関わる而も多いことから、家庭との連携も強めてまいります。
 外国語教育は、ALTを前年度同様に、中学校を拠点校として配置し、各学校の授業や保育所での交流会等に活用し、子どもたちの外国の言語・文化に対する国際感覚を養い、語学力や、コミュニケーション能力の向上に努めてまいります。
 総合的な学習は、中学校は世界のひまわりコーナーの栽培管理、観光案内や職業体験、小学校は野菜の栽培等を行い、地域の特性を生かした学習活動を展開し、郷上愛が増すよう取り組んでまいります。
 また、教職員の果たす役割は非常に大きく、資質の向上は極めて重要です。そのため、学校内研修、町教育振興会での研究活動などの充実に取り組むとともに、各種研修会等への参加を奨励し、教職員の実践的指導力を高め、教育の資質向上に努めてまいります。

豊かな心の育成について

 魅力的な教材や人材、「心のノート」の効果的な活用により、心に響く道徳教育の充実を図り、児童生徒が互いを尊重し協力し合うなど、豊かな人間関係を構築しながら、自己を成長させていく、コミュニケーション能力の育成に努めてまいります。
 本年度も「夢の教室」の実施、野外での優れた芸術鑑賞等の機会を提供し、豊かな心を育んでまいります。
 いじめや不登校問題は、緊張感を持ち学校全体で作意深く観察し、早期発見・早期対応に努めてまいります。
 また、昨年6月、いじめ防止等の対策を総合的かつ効果的に推進する事を目的に、「いじめ防止対策推進法」が成立、9月28日施行に伴い、地方公共団体は、「地域基本方針」の策定、「いじめ問題対策連絡協議会」等の設置が望ましいとされています。
 学校においては、「学校いじめ基本方針」の策定と「いじめ防止等の対策のための組織」を本年3月までに置く事が義務付けされました。
 教育委員会としましても、早期においての基本方針の策定、対策協議会等の設置に向けて取り進めてまいります。
 なお、各学校では本年2月に、基本方針の策定及び組織の設置を終えております。

健やかな体の育成について

 「生きる力」の土台となるもので、健康の維持ばかりでなく、意欲や気力などの精神面での安定が必要です。
 このため、健康診断の実施、「早寝・早起き・朝ごはん」の推進や生活リズムチェックシートの活用などにより、基本的な生活習慣の定着を図るとともに、学校活動全体を通して、体力や運動能力の向上に努め、合わせて部活動やスポーツ少年回活動等によって、心身の健全な発達が増進されるよう支援してまいります。
 また、非行防止や薬物乱用防止教育などについても取り組んでまいります。
 小学校ではフッ化物抗日と歯磨き指導を引き続き実施します。

特別支援教育について

 本年度、特別支援学級はありませんが、特別な支援を必要とする児童に対し、きめ細かな教育活動を行うため、引き続き特別支援教育支援員を小学校に配置します。

信頼される学校づくりについて

 児童生徒が安心して学校生活を送れるよう、学校の教育活動や学校運営の状況について、地域への積極的な情報提供と、保護者や地域住民からの評価や意見を取り入れ、学校運営の改善を図り、地域に信頼される「聞かれた学校づくり」を進めてまいります。
 更に、安全管理・危機管理、教職員が配慮すべき安全指導について徹底してまいります。
 教職員の服務規律保持も、学校管理者と緊密に連携し、適切な指導監督を行います。

学校施設の整備について

 施設改修や備品等の整備を行い、児童生徒がより良い環境の中で教育が受けられるよう整備に努めてまいります。

通学対策について

 従来から住民混乗方式の「美葉牛線」と「竜西線」、更に、スクールバス専用の「碧水綿」も住民温柔方式を取り入れ、3路線とも地域公共交通として運行し、一般住民の有料化を予定しています。
 また、平成7年度購入の竜西線バスの更新を行います。
 引き続き安全運転と事故防止に努め、児童生徒の通学対策に努めてまいります。

学校給食について

 北空知学校給食組合の運営により、バランスのとれた安心・安全な給食の提供とともに、本年度も給食費の助成を継続し、保護者負担の軽減を図ってまいります。
 また、北空知学校給食組合に代わり、1市4町で運営する北空知圈学校給食組合につきましても、関係市町との連携を密にし、平成27年4月からの共用開始に向け計画の推進を図ります。

奨学資金について

 奨学資金貸付事業は、学習意欲が高く向学心に燃える子どもたちに対し、経済的な理由によって将来の夢を閉ざされることがないよう、継続して貸付を実施してまいります。

社会教育の推進について

 第5次北竜町社会教育中期計画を基に、誰もが心の豊かさを実感できる人生を送ることが出来るよう、学習環境の充実に努めてまいります。

生涯学習について

 町民の多種多様な学習ニーズに応えるための情報や学習機会の提供に努め、自主的・主体的な学習活動を支援してまいります。
 また、その学んだ成果を適切に生かすことが出来る、生涯学習教育の推進に努めてまいります。

青少年教育について

 次代を担う青少年の健やかな育成を図るため、学校・家庭・地域が一体となって連携し、豊かな人間性や社会性を身につける学習機会や情報提供の充実が必要であります。
 このため、子どもたちが主体性や協調性、創造性を身に付け、たくましく成長できるよう、世代間交流としての「子どもと高齢者のふれあい事業」、「B&G海洋体験セミナー」や「シニアリーダー研修」への参加などの実践的な活動に努めてまいります。
 また、子ども会活動やスポーツ少年団活動の育成・支援を図り、空知管外の少年団との交流も実施してまいります。
 スポーツ少年団を指導する上で必要な各種資格取得に対し助成し、リーダーや指導者の養成にも努めてまいります。

成人教育について

 公民館を中心に、各種講座や教室など多岐に亘り事業を行っていますが、より充実した生涯学習への関わりを支援し、豊かな地域づくりを目指して学習ニーズの把握に努め、多様な学習機会の提供や内容の充実に努めてまいります。

高齢者教育について

 健康で生きがいを持ち、有意義に過ごしてもらうため、「ひまわり大学」を中心に、幅広い範囲での学習活動を行い、自主的に運営をしております各種クラブや同好会活動に対して支援してまいります。

社会教育施設の整備について

 施設の充実と適切な管理に引き続き努めてまいります。
 本年度は、美葉牛研修センターの耐震・大規模改修工事及び、駐車場の整備工事を実施します。地域の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご協力をお願いいたします。

図書館活動について

 地域の情報拠点となるよう、利用者のニーズに対応すべく、道立図書館との連携など、機能の充実に努めてまいります。
 本年度新たに、「情報検索コーナー」として、インターネットの出来るパソコンを設置し、情報サービスの提供にも努めてまいります。
 また、図書館フェスティバルの開催、絵本の読み聞かせやブックスタート事業を継続いたします。

芸術・文化の振興について

 町民の芸術・文化活動を推進するために、主体的に行っている創作活動や文化連盟をはじめ各グループ等の自主的な活動支援と発表の場を提供してまいります。
 このため各種講座の開設、町民文化祭の開催、芸術の旅などの事業の実施により、芸術・文化活動の振興に努めてまいります。

スポーツの振興について

 体力の向上や健康増進、心身の健全な発達など、明るく活力に満ちた豊かな社会を形成していく上で、スポーツの振興は欠かすことができません。
 このため、子どもから高齢者まで生涯にわたってスポーツに親しみ、参加する機会の提供と、利用者が安心してスポーツを行える施設の維持管理に努めてまいります。
 本年度は、海洋センター改修工事、パークゴルフ場休憩所補修工事、ゲートボール場コート整備補修工事などを実施します。
 また、パークゴルフ場、野球場、海洋センター、スキー場の4施設につきましては、平成20年度から指定管理者による管理運営に移行しておりますが、良好な運営状況にあると判断し、更に、3年間の指定管理業務の再契約を予定しております。


以上