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平成25年度(2013年度)北竜町教育行政 執行方針

2013/04/09 16:09 に 寺内昇 が投稿   [ 2013/04/09 16:13 に更新しました ]

広報ほくりゅう No.572 2013年4月号より抜粋

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平成25年度 北竜町教育行政執行方針

 生きる力を育み 特色ある学校教育・社会教育の推進

 教育委員会としましては、次代を担う子どもたちが夢と希望を持ち、未来に向かって成長していくために必要な基礎的、基本的な知識、技能を身に付け、心豊かに生き抜いていく力の育成に、学校、家庭、地域が相互に連携し努めて参ります。
 また、町民だれもが芸術・文化、スポーツに親しみ、いきいきと楽しく学ぶことが出来るよう、生涯にわたる学習機会の提供に努めて参ります。
 町行政との密接な連携を図るとともに、各関係機関や回体、そして町民の皆さんのご理解を頂きながら、諸般の政策に取り組んで参ります。


学校教育の充実について

 子どもたちが変化の激しい社会の中で、郷土を担いたくましく成長していくために必要となります「確かな学力」・「豊かな心」・「健やかな体」の調和の取れた「生きる力」を育むため、基礎・基本であります「知識や技能」の習得はもとより、自ら課題を解決するための思考力・判断力・表現力などを身につけ、他人を思いやる豊かな人間性を育てる教育の推進を図って参ります。
 小規模校であります特性を活かし、一人ひとりの個性、能力に応じたきめ細やかな指導と、本町の自然や文化を活用した、特色ある学校教育の推進に努めて参ります。

確かな学力の向上について

 本年度の全国学力・学習状況調査は、全国全ての小学校6年生、中学校3年生を対象に実施されます。
 この調査結果を基に分析・検証を行い、学習が楽しく、わかる授業を推進するため、学習指導の改善・充実に取り組んで参ります。
 学習習慣や生活習慣の定着など家庭教育に関わる面も多いことから、家庭との連携も強めて参ります。
 外国語教育については、外国語指導助手(ALT)を3町で共同委託しておりましたが、本年度より本町単独で委託し、町内に居住していただき、拠点校として中学校に配置し、各学校の授業や保育所での交流公等に活用して、子どもたちの外国の言語・文化に対する国際感覚を養い、語学力の向上に努めて参ります。
 総合的な学習については、中学校では世界のひまわりコーナーの栽培管理や職業体験、小学校では野菜の栽培等を行うことで、学校の特色や地域の特性を生かした学習活動が、展開されるよう取り組んで参ります。
 子どもたちが成長していく過程で、学ぶことの楽しさや、達成の充実・喜びを感じさせるには教職員の果たす役割は大きく、資質の向上は極めて重要であります。
 そのために、学校内における計画的・組織的な研修をはじめ、町教育振興会での研究活動などの充実に取り組むとともに、各種研修会等への参加を奨励し、教職員の実践的指導力の向上に努めて参ります。

豊かな心の育成について

 子どもたちが、互いを尊重し、成長していくため、感動を覚える魅力的な教材や「心のノート」の効果的な活用により、心に響く道徳教育の充実を図り、規律意識や倫理観、生命を大切にする心や思いやりの心を、学校・家庭・地域が連携して育んで参ります。
 また、本年度、各スポーツ界で活躍されている現役選手や元選手の方々に直接教壇に立っていただいて、トップアスリートとしての体験談等を通して、「夢を持つことの素晴らしさと、それに向かって努力することの大切さ」などについて、子どもだちと話し合う「夢の教室」を実施いたします。さらに、学校とも協議しながら、町外での優れた芸術の鑑賞、ものづくり体験等を行う機会を提供し、豊かな心を育んで参ります。
 また、いじめや不登校に関する問題は、各学校と連携を図り、子どもたちが発する小さなサインや変化を見逃さず、緊張感を持って、学校全体で注意深く観察し、早期発見・早期対応に努めて参ります。

健やかな体の育成について

 健康診断の実施や「早寝・早起き・朝ごはん」の推進により、規則正しい生活習慣を身に付けさせるとともに、学校の教育活動全体を通して体力や運動能力の向上に努め、合わせて部活動やスポーツ少年団活動等による、心身の健全な発達が増進されるよう支援して参ります。
 小学校においては、フッ化物洗口と歯磨き指導を引き続き実施し、歯と口腔の健康づくりに努めて参ります。

特別支援教育について

 個々の教育ニーズに応じた適正な学習機会の確保と、きめ細やかな教育が実施されるよう努めて参ります。
 中学校に特別支援学級として1学級が設置されており、適切な学習指導が出来るよう学校と連携を図って参ります。
 また、通常学級に在籍し、注意欠陥・多動性障害などの兆候のある子供たちに対する指導についても、保護者の理解と協力を得て総合的な支援教育を進めるため、引き続き特別支援教育支援員を小学校に配置し、学習指導に努めて参ります。

信頼される学校づくりについて

 子どもたちが安心して学校生活を送れるよう、各学校における危機管理体制を基本とし、防災対策、安全教育の充実に努めるとともに、地域社会と連携した安全な環境づくりに取り組んで参ります。
 また、学校は家庭や地域と協力して、子どもたちを健やかに育む事が大切であります。
 そのために学校は、教育活動などの成果や取り組みを、保護者や地域に対して情報を発信し、保護者や地域住民等からの評価や意見を取り入れ、学校運営の改善を図り、地域に信頼される「聞かれた学校づくり」に努めて参ります。

学校施設の整備について

 子どもたちがより良い環境のなかで、充実した教育が受けられるよう、本年度は小学校において、校舎トイレの一部を、洋式化への改修及び洗浄機能付き便座の設置工事を行います。
 中学校においては、既に洋式化されているトイレの便座を洗浄機能付き便座への取り替え工事を行います。

通学対策について

 住民混乗方式によります「美葉牛線」と「竜西線」、スクールバス専用の「碧水線」の3路線を運行しておりますが、引き続き安全運転と事故防止に努めて参ります。


学校給食について

 北空知学校給食組合により、栄養バランスのとれた安心・安全な給食を提供し、米飯携行の副食給食を実施するとともに、給食費の助成を引き続き行い、保護者負担の軽減を因って参ります。
 また、北空知学校給食組合に代わり、昨年より協議を進めております1市4町で設立・運営予定の北空知圏学校給食組合については、平成27年1月からの稼働に向けて、事務を執り進めて参ります。


奨学資金について

 向学心に燃える子どもたちに対し、経済的な理由によって、将来の夢を閉ざされることがないよう奨学資金を継続し、支援して参ります。


社会教育の推進について

 北竜町総合計画との整合性を図りながら、今後5年間における具体的な事業展開を盛り込む、第5次北竜町社会教育中期計画を策定いたします。
 なお、策定にあたっては、社会教育委員、スポーツ推進委員の方々にご意見をいただき、町民が生涯にわたって自ら学び、いきいきと暮らすことができる社会教育事業が展開できる計画となるよう意を注いで参ります。

生涯学習について

 町民の多様な学習活動や学習機会の提供に努め、社会参加の意欲を高め、楽しく自由に学ぶ事ができ、その学んだ成果を適切に生かすことが出来る、生涯学習教育の推進に努めて参ります。

青少年教育について

 世代間交流として実施しております「子どもと高齢者のふれあい事業」や「シニアリーダー研修」への参加などの実践的な活動により、子どもたちが主体性や協調性、創造性を身に付け、たくましく成長できるよう努めて参ります。
 また、関係組織との連携や協力を頂き、子ども会活動やスポーツ少年団活動の育成・支援を図って参ります。
 スポーツ少年団を指導する上で、必要となります各種資格取得に対して助成をし、リーダーや指導者の養成など人材育成にも努めて参ります。

成人教育について

 より充実した生涯学習への関わりを支援し、社会活動の中心的な役割を担い、豊かな地城づくりを目指し、多様な学習機会の提供や内容の充実に努めて参ります。

高齢者教育について

 趣味や健康増進など、能力や適性に応じた社会参加を促し、生きがいづくりを目指す、高齢者教育に努めて参ります。
 生きがいを高める学習活動の場としての「ひまわり大学」については、より多くの方々に参加頂けるよう学習内容の充実を図って参ります。

社会教育施設の整備について

 本年度は、農村環境改善センター耐震・大規模改修工事を実施しますので、5月から10月までの半年間、体育館の使用ができなくなりますが、この間は小学校の体育館を使用して対応して参りますので、町民の皆様にご迷惑をおかけいたしますが、ご協力をお願いいたします。
 また、平成26年度実施予定の美葉牛研修センター耐震・大規模改修工事実施設計委託、美葉牛研修センター体育館解体工事などを実施する事としております。引き続き適切な施設管理に努めて参ります。

図書館活動について

 地域の情報拠点として、利用者のニーズに対応すべく、道立図書館との連携など、機能の充実に努めて参ります。
 また、図書館フェスティバルの開催、絵本の読み聞かせやDVDの上映会の実施、さらに本年度からは、あかちゃんが誕生された世帯に絵本等を贈呈し、あかちゃんと保護者が絵本を介して、心ふれあうきっかけ作りと、幼い頃から本に親しんでいただけるよう、ブックスタート事業を実施いたします。 /p>


芸術・文化の振興について

 町民の芸術・文化活動を推進するために、主体的に行っている創作活動や発表の場を提供し、文化連盟をはじめ各グループ等の自主的な活動を支援して参ります。
 このため各種講座の開設、町民文化祭の開催、芸術の旅などの事業の実施により、芸術・文化活動の振興に努めて参ります。


スポーツの振興について

 子どもから高齢者まで一人ひとりが生涯にわたってスポーツに親しみ、参加する機会の提供と、利用者が安心してスポーツを行えるよう施設の維持管理に努めて参ります。
 本年度は、パークゴルフ場の芝刈り機更新、野球場植栽工事、海洋センター機器修理などを実施し、安全で快適な利用が確保されるよう、施設の改修を図って参ります。
 また、本年7月に、第18回南北海道パークゴルフ大会の雨竜町との共同開催が決定しておりますので、パークゴルフ場の物品補充と、大会運営を支援し、町外からの施設利用者のさらなる増加に向けた取り組みを図って参ります。



以上