松田耕一氏・平成30年秋の褒章「藍綬褒章」受賞祝賀会の開催・小中学校同級生・板谷町内会が中心となって皆で祝う

2019/01/15 21:44 に 寺内昇 が投稿   [ 2019/01/16 4:42 に更新しました ]
2019年1月16日(水) 

2018年11月19日、平成30年秋の褒章の受章者が決定し、11月3日付けで発令となりました。厚生労働省の関連では170名の方が受章され、緑綬褒章が16名・13団体、黄綬褒章が82名、藍綬褒章(らんじゅほうしょう)が59名。道内からは29名(黄綬褒章は7人、藍綬褒章は22人)が受賞。その中で、北竜町の松田耕一さん(79歳)が栄えある「藍綬褒章」を受賞されました。

褒章は、公共の福祉・文化などに貢献した方々を顕彰する日本の栄典の一つであり、対象となる事績により、紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章、藍綬褒章、紺綬褒章の6種類があります。

藍綬褒章は、国や地方公共団体から依頼されて行われる公共の事務(保護司、民生・児童委員、調停委員等の事務)に尽力された方々に授与されるものです。松田耕一氏は、北竜町の統計調査員を50年の長きにわたり任務され、ご尽力いただきました。


松田耕一氏・藍綬褒章受賞祝賀会プログラム 
松田耕一氏・藍綬褒章受賞祝賀会プログラム



松田耕一氏経歴

<調査員歴>

・農林業センサス調査員(昭和45年2月〜平成17年2月:8回)
・国勢調査員(昭和45年10月〜平成27年10月:10回)
・北海道農業基本調査(昭和41年2月〜平成11年2月:28回)
・北竜町統計協議会理事(昭和53年4月〜昭和59年12月)
・北竜町統計協議会会長(昭和60年1月〜平成13年3月)

<賞罰>

・北海道知事感謝状(統計員5年表彰)
・北海道知事感謝状(統計員10年表彰)
・北竜町長感謝状(北竜町統計協議会10周年表彰)
・北海道知事感謝状(統計員20年表彰)
・北海道社会貢献賞(統計功労)
・統計功労者表彰(統計調査員表彰)
・農林水産大臣表彰(2015年農林業センサス功労者表彰)
・藍綬褒章受章(2018年11月3日発令)

藍綬褒章受章祝賀会

2019年1月13日(日)14:00〜、サンフラワーパーク北竜温泉にて、松田耕一氏の「藍綬褒章受章祝賀会」が厳粛に開催されました。


祝賀会ひな壇の様子 
祝賀会ひな壇の様子

藍綬褒章・勲章と勲記 
藍綬褒章と表彰状

開式の辞・司会:北竜町役場企画振興課・南波肇 課長


北竜町役場企画振興課・南波肇課長(右)、井口純一課長補佐(左) 
北竜町役場企画振興課・南波肇 課長(右)、井口純一 課長補佐(左)


発起人挨拶:発起人代表・黄倉良二 様


発起人代表・黄倉良二 様 
発起人代表・黄倉良二 様


「松田耕一さん、藍綬褒章受賞おめでとうございます。今日は、板谷町内会、板谷老人クラブ、板谷町内会の松田さんの同級生6名、そして役場からは、南波課長、井口課長補佐のお手伝いをいただき、本日の祝賀会を開催することができたことに心から感謝いたします。

松田さんとは、生まれたときから80年間一緒の地域におります。今日は、2つお話したいことがあります。

松田さんの勇気・気力・体力の偉大さ

ひとつは、本日皆様に贈呈された本についてです。これは、昭和39年、松田さんが25歳の時に、125ccのバイクで41日間、全国を回った(全走6,755km)日記の書籍『ぽんこつ単車 日本一周』です。綿密に計画を立て、それを実行する勇気・気力・体力の偉大さは、我々が見習うべき松田さんの心骨だと思います」。

松田耕一氏著『ポンコツ単車で日本一周』 
松田耕一氏著『ポンコツ単車で日本一周』

記念品・松田耕一氏著『ポンコツ単車で日本一周』 
記念品・松田耕一氏著『ポンコツ単車で日本一周』

昭和39年7月11日〜8月20日の日本一周 
昭和39年7月11日〜8月20日の日本一周

日本一周ルート 
日本一周ルート・6,755km・41日間

ひとつの事柄をじっくり考えて熟慮して提案する力

もうひとつは、昭和54年2月に実施された町議会議員選挙の際、松田さんが、中村利弘さんを町議選に推薦されたことです。本日、中村利弘さんにご参加いただいております。

今から40年前、昭和54年の2月に北竜町議会議員選挙が実施されました。板谷町内会は、最盛期には、北竜町議会議員に、松本善吉さん、堀尾整治さんのお二人を擁立し、その後議員の定員が減ることによって、板谷町内会からは、明星昇さん(北竜土地改良区・役員)が就任されていました。

そのような中、昭和53年の12月、松田さんから『板谷から中村利弘さんを町議に出したい』というお話があったのです。当時、明星昇さんは議員3期目の選挙体制が万全に作られていた最中だったので、我々は仰天しました。明星昇さんには、後援会長・伊藤春吉さん、副会長・松本常夫さん、北竜町の大御所の堀尾整治さんがついておられました。

私達には、中村さんの人柄・生き様を北竜で活かしていただきたいという想いがありました。どういう戦い方をするのか、仲間で必死に考え2つの方針で説得にあたることにしました。ひとつ目は『町議は、産業・農業・商業・鉱工業・医療・福祉・教育・文化などそれぞれの分野で優れた人が出るべき』、ふたつ目は『明星昇さんは、いずれ北竜土地改良区の理事長をされる方であり、また、町には一人一役でお役に立つ方が良い』という考え方です。

この方針で後援会・伊藤後援会長、松本副会長、堀尾さんに、39歳の何もわからない私達が説得にあたらせていただきました。すると、伊藤さんも松本さんも私達の考えをご理解していただいたのです。その後、精魂込めて堀尾さんに『是非、お力をお借りしたい』と懇願しました。堀尾さんは『そういう時代が来たか』とおっしゃり、ご理解くださったのです。私達の想いが届きました。

そして、伊藤さん・松本さん・堀尾さん・私達で明星さんの所にお話に伺いました。『明星さんには、是非、大切な北竜土地改良区に専念され、将来の理事長の職を担っていただきたい』という想いと、『中村さんには教育文化の分野で、議会で力を発揮していただきたい』という想いをお話させていただきました。中村さんは、20歳代に『雪を掘る、土を掘る、頭さえ見えず』という日本の近代俳句に残る名句を詠まれている方です。明星さんは暫く考えておられましたが、『わかった。俺は北竜土地改良区に専念する』ということで、北竜町議会議員立候補を辞退されました。そして中村さんには3期町議を務めていただきました。

松田さんは日頃から言葉少ない人ですが、バイクで日本一周するときも、中村さんを町議に推薦するときも、ひとつの事柄をじっくり考えて熟慮して提案をされる方です。このことは、忘れることのできない松本さんの優れた力であります。

今年2月に北竜町議会議員選挙があります。『無投票なら出てもいいよ』という方もおられるようです。
しかし今、多くの方から『板谷地区から何故議員がでないのか。今こそ板谷から議員をだして欲しい』という要望が沢山あります。板谷地区は、米・有機農業・メロン・スイカ・花卉・畑作などどれをとっても町内のトップリーダーであると自負しております。その自負心を背中に背負って、是非、議員をだしていただきたいと思います。この言葉をもって、本日のお祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます」。


会場の様子 
会場の様子

祝辞:北竜町・佐野豊 町長


北竜町・佐野豊 町長 
北竜町・佐野豊 町長


「本日、藍綬褒章を受章されました松田さまの祝賀会が、このように大勢の皆様のご出席を賜り開催されますことに、喜びに耐えないところであります。

松田耕一さんは、昭和41年に北竜町統計調査員として、昭和45年2月には、農林業センサス調査員に付かれ、以後国勢調査員としてもご活躍いただき、平成27年には、国勢調査指導員として実に50年の長きに渡り、北竜町の統計調査の礎を築き上げられました。北海道農業基本調査には、昭和41年から平成11年まで毎年かかわられ、国勢調査には、昭和45年より5年毎に10回、調査員としてご尽力いただきました。この間、北海道知事から感謝状、北竜町長感謝状、北海道社会貢献賞、北竜町表彰条例に基づく表彰、統計功労者表彰、農林水産大臣表彰など数多くの表彰を受賞されておられます。

松田さんは、決して派手さはありませんが、地味でコツコツと積み上げられたそのご功績は、地域の皆さんからも熱い信頼と絆で結びつき、多くの方より称賛をされるところであります。第一線を退かれましたが、今後とも北竜町の発展と安全安心な町づくりのために、尚一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。結びに、松田さまのご健勝、ご家族皆様のご繁栄をご祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます」。

佐野豊町長・祝辞 
佐野豊町長・祝辞

松田耕一・トミエご夫妻 
松田耕一・トミエご夫妻

花束贈呈

お孫さんの松田亜久里さん、松田雄里さん、松田晋里さん、お姉様の秦恵美子さん、妹さんの小野靖子さんより花束贈呈がありました。


お孫さんからの花束贈呈 
お孫さんからの花束贈呈

ご姉妹からの花束贈呈 
ご姉妹からの花束贈呈

祝電披露:板谷町内会役員・後藤圭一 様


板谷町内会役員・後藤圭一 様から祝電のご披露 
板谷町内会役員・後藤圭一 様から祝電のご披露


「栄えあるご受章を心よりお祝い申し上げますとともに、ますますのご活躍をお祈りいたします」。祝電がご紹介されました。

・農林水産省大臣官房長統計部長 大杉武博様、農林水産省北海道農政事務所長 大坪正人様
・衆議院・稲津久議員、渡辺孝一 議員、神谷裕 議員、鈴木貴子 議員、道下大樹 議員、橋本聖子 議員、長谷川岳 議員、徳永エリ 議員

記念品贈呈:板谷老人会・宮島雅亮 会長


板谷老人会・宮島雅亮 会長より記念品授与 
板谷老人会・宮島雅亮 会長より記念品授与

謝辞:松田耕一 様


松田耕一様より謝辞 
松田耕一様より謝辞


「本日の祝賀会に対し、大勢の皆様がご参加くださいましたことを心から御礼申し上げます。このような立派な賞をいただいたことは、佐野町長をはじめ役場の方々には、忙しい中ご推薦いただきましたことを御礼申し上げます。

私は、昭和41年2月から統計調査に携わってまいりました。最初は、理解しづらかったのですが、何度も資料を読み返し、町民の家を一軒一軒回りました。今では、考えられないことですが、当時字が書けない方もおられました。あの頃のことが昨日のように思いだされます。アンケート用紙においても、見直しをし、真剣に取り組んで役場に提出しました。現在では、個人情報ということで、チェックすることはできませんが、当時は『これでいいですか?』と相談される方もいらしたものです。50年間、何も問題なく無事に役目を果たせたことは、板谷の皆さんの心温まるご支援だと感謝いたします。

この度の記念として、皆様に贈呈させていただいた冊子は、オリンピックの年、黄倉さんが一生懸命子育てをして暑いのに草を取っている時、私は鼻歌を歌いながら日本一周したときのものです。それを日記から拾い上げて、一冊の本にしました。どうか、拙い文章ですが、帰ってからお読みください。お土産という形でお持ち帰りいただれば幸いです。

本日この会を開催してくださった黄倉さん、渡辺さん、役場の方々、発起人の方々、ご参加の皆様方に心から御礼申し上げます。本日は誠にありがとうございました」。


松田耕一・トミエ様ご夫妻 
松田耕一・トミエ様ご夫妻

乾杯:板谷町内会・藤井二郎 会長


板谷町内会・藤井二郎 会長による乾杯 
板谷町内会・藤井二郎 会長による乾杯


「松田耕一様、藍綬褒章受賞おめでとうございます。ご家族の皆様おめでとうございます。この賞は、なかなかいただくことができない貴重な賞だと聞いております。この受賞は、松田さんの50年の長きに亘るご尽力の証であると実感いたします。

松田さんのお人柄を鑑みますと、仕事にしても、町内会役職や様々な役職を務められたときも、文句ひとつ言わず、コツコツと続けられるお姿・姿勢が、この栄えある賞に導かれたのだと実感しています。こうした様々なことが合わさって、喜びや幸せに繋がっていると思います。

こうした素晴らしい先輩の後ろ姿を拝見して、町内会の皆さん、関係者の皆さんで引き継いていきたいと思います。これから先、色んな幸せが訪れますように、本日ご来席の皆様のこれからの幸せ、松田様、ご家族の幸せを願って乾杯したいとお思います。乾杯!!!」。


乾杯! 
乾杯!

祝宴


和気あいあいの祝宴 

和気あいあいの祝宴 

和気あいあいの祝宴 

和気あいあいの祝宴 
和気あいあいの祝宴

お料理(サンフラワーパーク北竜温泉)


お料理 

お料理 

お料理 

お料理 

お料理 

お料理 

お料理 

お料理 
お料理の数々

万歳三唱:法光寺・田中盛亮 総代長


法光寺・田中盛亮 総代長 
法光寺・田中盛亮 総代長


「松田耕一さんとは青年時代からの付き合いで、組織としては、社会福祉協議会や法光寺総代などで一緒に活動させていただきました。法光寺では幹事という立場で色々とご指導いただきました。

松田さんは、あえて自ら意見を多く述べる人ではありません。しかし、間違った方向に行ったときは、必ず『それは違う。こうだよ』と間違った点をはっきりと示してくださいました。色々とお世話になりました。そんな松田さんのお人柄を板谷の人々は一番良く知っておられます。

統計調査員においても、最初の2〜3年はよくても、10年20年と続くとお願いするのが申し訳なくなってきますが、『統計に関しては松田さんだね』と皆さんが松田さんを頼り、50年の歳月が流れてしまいました。この仕事は適当ではできない仕事です。適当にやると国の調査が出鱈目になってしまいます。

長年続けてこられたことは、奥様の大きな支えがあったからです。また、家族の皆さんも大変だったと思います。奥様とご家族の皆さんに感謝し、万歳三唱したいと思います。松田耕一さんの藍綬褒章受章に万歳!万歳!万歳!ありがとうございます!!!」。

松田耕一・トミエご夫妻 
松田耕一・トミエご夫妻


声高らかなる万歳三唱のご唱和で祝宴の幕が下ろされました。


万歳三唱! 
万歳三唱!

出口でお見送り 
出口でお見送り

おめでとうございます! 
おめでとうございます!

記念撮影


祈念撮影:松田耕一さんトミエさんご夫妻 
祈念撮影:松田耕一さんトミエさんご夫妻

ご家族で祈念撮影 
ご家族で祈念撮影

記念品


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記念品

書籍『ぽんこつ単車 日本一周』41日目 
書籍『ぽんこつ単車 日本一周』41日目


50年にも渡る、誠実な努力の積み重ねが
栄えある藍綬褒章を受章された松田耕一氏に、
心からの敬意と感謝とお祝いを申し上げます。

おめでとうございます!!!


祝賀会を飾る花 
祝賀会を飾る花

会場となったサンフラワーパーク北竜温泉 
会場となったサンフラワーパーク北竜温泉

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◇ 撮影・編集=寺内昇 取材・文=寺内郁子